こちらは「美味しい冷凍食品」ができるまで〈前編〉の続きです。
「美味しい冷凍食品」ができるまで〈前編〉はこちら
▶︎ https://delicious-connect.com/special/frozen-food/
冷凍実験のラボからの帰り道。
「出来上がった料理をすぐに食べてもらいたい。としか考えていなかったのもただ経験したことがないことへの不安だったんですかね」
「冷凍技術をあんなに楽しく誇らしく、自信をもって教えてくれるスタッフさんの姿を見ていると、作った料理をお客様に喜んでもらうことって色んなやり方があるんだなって思いました」
ラボでの新しい体験で意気揚々と帰路につくと思いきや、なんとも心に染み入る様な、シェフ達の姿が忘れられません。
さぁ、冷凍グルメ作りのスタートです!
まず冷凍ラボでの経験から冷凍して解凍後美味しく食べられる料理を選別し、冷凍してみることから始めました。
ここが他の冷凍グルメと違うところかもしれません。
私たちは冷凍グルメ用の料理を作るのではなく、実際にレストランでお客様にご提供しているレストランの味と調理法そのままを冷凍します。
そして最初の壁です。
シェフから「ローストビーフは不向きだ」との報告が。
えっと・・・
様々なECサイトでこれでもかというくらい販売していますが・・・
「血ですか?それとも硬くなってしまうのですか?肉の部位が不向きなのですか?」
畳み掛ける商品開発チーム。
「血は他のサイト等のローストビーフでも少しは出てしまっていますよ、冷凍していなくたって小売りで販売しているローストビーフでも出ています」
不向きとの結論に少しの不満を感じながらシェフとのやり取りが続きます。
「血は我々が仕込んで店で使うときでも出ますし、火入れをしっかりやっているのでその血は大丈夫です」
「部位も問題ないと思います」
「だったら・・・だったら・・・何でそんなに簡単に不向きだと言うんですか?
他のサイトさん達はローストビーフを販売しているのに、なぜ私たちには無理なんですか?」
勢いが止まらず更に畳み掛ける商品開発チーム。
「お客様が家で解凍するときに私たちのお願いは、前日からしっかり冷蔵庫での冷蔵解凍ですが、冷蔵解凍をしてくれないかもしれないし、冷蔵解凍をお願いしても、電子レンジでの解凍や自然解凍するかもしれない。
そうなると肉の塊の水分量等が変化してお客様が包丁で切るときに薄く切れずに分厚くスライスすることになってしまうと思うんです。
肉の塊を薄くスライスするのって結構難しいと思うし、薄くスライスした肉の方が、お客様が自宅で色々なアレンジに使いやすいと思うんですよね」
心の声「そっちね」
何を販売できるか。ではなく、シェフ達はお客様に手軽に美味しく食べてもらうためにはどの形状で届けることが良いのかを考えていました。
「ではスライスでいきましょう」
「それもアリなんですね。よかった」
デリシャスコネクトでスライスして肉料理を冷凍している理由はここにあります。
シェフの愛と心遣いを是非ご体験ください。
でも、そこが私たちデリシャスコネクトのこだわりである「お客様の顔を思い浮かべながら料理を完成させる」に繋がっているなと勝手に一人で感動したのも事実です。笑
レストランで働く私たちだから出来ること。
レストランで働く私たちだから届けられるもの。
シェフと私たちが皆さんにお届けする「美味しい冷凍食品」「美味しい冷凍グルメ」
デリシャスコネクトの挑戦の旅はこれからも続きます。
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